包括的性教育社内研修「子どもたちの尊厳と安全を守るために——「児童対象性暴力等の防止に関する研修」を実施しました。」

いつも果実の木をご利用いただき、また温かく見守っていただき本当にありがとうございます。
私たち「放課後等デイサービス 果実の木(株式会社琉球の空)」では、子どもたちがまいにち安心して笑顔で過ごせる場所であり続けるために、職員研修をとても大切にしています。
先日、沖縄らいつ包括的性教育センター 代表理事の和田なほ様を講師にお迎えし、「指定障害児通所支援事業者対象・児童対象性暴力等の防止に関する研修」を実施しました。
子どもたちを守る責任の重さを職員一人ひとりが改めて胸に刻む、非常に濃密で学びの多い時間となりました。今回は、私たちがどのような思いでこの研修を受け、今後どう支援に生かしていくのかをご報告させていただきます。
■ 今回学んだこと:子どもたちの安心・安全を守るための視点
研修では、法改正(子ども性暴力防止法や日本版DBS)の動向をはじめ、現場の支援員として何を意識し、どう動くべきかについて深く学び合いました。
1. 「療育だから」で終わらせない、身体への触れ合いの見直し
私たち療育の現場では、感覚統合や体の使い方をサポートするため、日常的にお子さんの体に直接触れる支援が多くあります。
しかし、そこに潜む隙が、意図せず「性的グルーミング(手なずけ)」へとつながってしまう危険性があることを学びました。
「支援だから当たり前」にするのではなく、
「いま、どういう目的や意図を持ってお子さんの体に触れているのか?」
その関わり方は適切か、チーム全体でしっかり共有できているか?
「ここからは不適切」という明確な境界線を、施設全体でルール化できているか?
個人の感覚に任せるのではなく、スタッフ全員で約束事を徹底し、教室の環境を整え直すことこそが、子どもたちを未然に守る最大の盾になると強く実感しました。
2. 性教育は「命・人権・自分らしく生きる力」を伝えること
「性教育」と聞くと、少し構えてしまったり、子どもに伝えるのをためらってしまうこともあるかもしれません。
ですが世界的なデータを見ても、「伝えないこと」こそが子どもたちをリスクに晒してしまうことが分かっています。
性教育は決して恥ずかしいことではなく、「自分の体を大切にし、自分の命や人権を守るための教育」です。
研修では、子どもの権利をベースにした「RBAアプローチ」や、発達の特性に合わせた具体的な伝え方も学びました。「いやだ」と言っていいこと、自分だけのプライベートゾーンがあることなど、子どもたち自身が自分の心と体を守れる力を、日々の支援の中でも丁寧にお伝えしていきたいと考えています。
3. 万が一に備え、子どもの心を守る初動を整える
もちろん「未然防止」が大前提ですが、もし何か不安な兆候や事案があった際、どのような手順でお子さんの心を守り、速やかに対応するべきかについてもワークフローを詳細に確認しました。どんな時もお子さんの安心を第一に考え、迷わず守り抜く体制を整えています。
■ これからに向けて:「包括的性教育研究会」を立ち上げます!
今回の学びを一歩進め、果実の木グループでは社内に「包括的性教育研究会」を新設することにいたしました。すべての教室で同じ意識と基準を持ち、足並みを揃えて子どもたちの安全と学びに取り組んでいきます。
私たちが大切にしてきた「専門的な療育」に、子どもたちを守り育む「包括的性教育(人権教育)」を掛け合わせることで、お子さんが自分で選び、自分らしく幸せ(ウェルビーイング)を感じられる未来を支えていきたいと考えています。
これからも保護者のみなさまと手を取り合いながら、子どもたちにとって世界一安心できる場所をつくってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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