【社内研修報告】「知識より、意識」から始める——包括的性教育研究会の社内研修を実施しました!

いつも果実の木の活動を温かく見守っていただき、本当にありがとうございます。

株式会社琉球の空(放課後等デイサービス 果実の木)では、子どもたちの命・人権・そして未来のウェルビーイング(幸福)を守り育むため、社内に「包括的性教育研究会」を立ち上げました。

先日、研究会メンバーを中心とした第1回目の社内研修を開催しましたので、私たちがどのような想いで学び、子どもたちと向き合っているのかをご報告いたします。

■ 本日のめあて:「知識より、意識」

今回の研修テーマの軸となったのは、「知識より、意識」という言葉です。

単に言葉や制度の知識を覚えるだけではなく、現場で働く私たち職員一人ひとりが「日々どのような意識を持って子どもたちや仲間と関わっているか」を見つめ直す時間となりました。

■ 包括的性教育とは?——「生きることそのもの」を支える人権教育

「包括的性教育」と聞くと、からだの仕組みや生殖の知識を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし世界的な基準(国際セクシャリティ教育ガイダンス)において、包括的性教育はもっと広い視野を持った「人権教育」です。

・人間の性をポジティブに捉えること

・一人ひとりが自分の意志で選び、決めることができる力を育むこと

・すべての子どもの人権とウェルビーイング(幸福)につながる学びであること

からだの発達や安全確保だけでなく、「よりよい人間関係の構築」「相手を尊重する気持ち」「性的同意」「文化や価値観の多様性」まで、生きるうえで欠かせない幅広い内容が含まれています。

■ なぜ、療育の現場で「包括的性教育」を推進するのか?

テストの点数のように目に見える「認知能力」だけでなく、感情のコントロールや自己肯定感、思いやりといった目に見えにくい「非認知能力」を育むことが、子どもたちの生きる力を支えます。

包括的性教育を通じて、子どもたちには次のような力が育まれます。

・自分を大切にする力

・相手を大切にし、尊重する力

・自分の気持ちを伝え、自分で考えて選択する力

そして、子どもたちがこれらの力を身につけるために最も大切なのは、身近な大人の姿を見る「モデリング(見本)」です。

まず職員自身が相手を理解し、共感し、思いやりを持って接する姿勢を見せることこそが、子どもたちの安心と育ちにつながると学び合いました。

■ 現場を体感する実践ワーク:「それ、いいねぇ〜」

研修の後半では、職員同士でロールプレイ形式の実践ワークを行いました。

・パターン1:話している相手に対して「真顔・無言」で聞く

・パターン2:笑顔でうなずき、相槌や共感を交えて「それ、いいね!」「それで?」と前のめりに聞く

聞き手の表情や反応ひとつで、話し手の「安心感」や「伝わった嬉しさ」が劇的に変わることを身をもって実感しました。

子どもたちに対しても、職員同士のコミュニケーションでも、相手をまるごと受け止める温かい関わりを徹底していく大切さを再確認しました。

■ 私たちの「職業プライド(規範)」として

「できればやりましょう」ではなく、子どもたちの命と未来を預かるプロフェッショナルとしての「職業プライド」を持って日々の療育に臨みます。

・子どもの尊厳と安全を最優先に守る

・子どもの声にしっかりと耳を傾け、感情的に怒らない

・不適切な関わりを決して黙認せず、チーム全体で常に共有する

・「なんでできないの?」ではなく、「どうしてこうなったんだろう?」と行動の背景や気持ちに目を向ける

この規範を職員全員で胸に刻み、教室全体で足並みを揃えて実践してまいります。

■ 今後の取り組み

包括的性教育研究会では、今回の研修を一歩目として、今後以下の取り組みを推進していきます。

1. 子どもたちの特性に合わせたオリジナル支援プログラムの作成・社内レクチャー

2. 各教室での実践事例の共有と定期的な振り返り

3. 外部研修への積極的な参加と、全社的な集合研修の継続実施

職員同士が理解し支え合い、みんなでスクラムを組んで、子どもたち一人ひとりが「自分らしく、安心して幸せに生きていける力」を育んでまいります!

今後とも果実の木グループをどうぞよろしくお願いいたします。

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